手術の日
※この記事は退院後に当時を思い出しながら書いています。
入院2日目。
手術があるかもしれないので、昨日の夕食に続き今朝の朝食も抜きです。加えて水分補給も不可となりました。
朝一の手術枠取り合戦で枠を取れなかったので、次は午後の枠取り合戦なるとのこと。
昼食も抜きになります。
結構食事抜きになるので、点滴で栄養補給することになりました。
いつ手術を受けられんるんだろうか...と心配になってきましたが、午後の枠が取れたとのことで本日手術となりました。
病室からストレッチャーに乗せられ、手術室へ運ばれます。
眠くなってくる点滴などはしていないので意識ははっきりしています。
なるようにしかならないと悟っていたつもりですが、いざ手術室に入るとやはり少し緊張しますね。
麻酔は部分麻酔です。
腰よりちょっと上の背骨辺りに麻酔を打ちますが、採血や点滴の針を刺すのと変わらないくらいの痛みです。
麻酔の効きが悪いのか医師が少し慌てているような感じを受け、若干不安になりましたが、特に問題はなかったようです。
少し経ってから尿道カテーテルを入れられましたが、もう感覚はありませんでした。
その後も実際に手術が始まるまでには結構な時間待ったと思います。
途中、見学の学生か研修医(?)のような人達が入ってきた気配がありましたが、私からは見えない位置にいます。
そうこうしているうちに、手術が始まったようです。
麻酔がガッツリ効いているのか、足の感覚は全くありません。
流れた血液を吸引してるのか洗浄してるのかわかりませんが、機械が吸い取った血液混じりの水が流れる管とその水を溜める容器が目の前にあるので、「ああ、貴重なAB型の血が...」などとしょうもないことを考えながら時間が過ぎるのを待っていました。
しばらくして手術が終わり、主治医から「もう右足に全体重掛けても大丈夫です。明日にでも退院できますよ」と軽い感じで言われて驚きました。
事前にネットで情報収集した限りでは、手術後もしばらくは松葉杖生活が続き、少しずつ加重を増やしていくケースが殆どだったので。
不安しかなかったので、「退院は明後日でもよいですか?」と聞いてみたところ「明後日でもよいですよ」とのこと。結構いい加減?
手術直後に撮ったレントゲン写真を見せてもらいましたが、ネジが1本で済んだようです(^^;
剥離した小さな骨片も割れることはなかったようですが、あくまでも靱帯を骨にくっつけるためのものとのことです。
以下の各写真の真ん中辺にある横線は、スキャン元の紙についている折り目です。
お腹の活動が確認できたら夕食から食べられるとのことでしたが、無事夕食にありつけました。
尿道カテーテルは翌日まで入れておくとのことで、その間はベッドから離れることはできません。
消灯時間の頃にはだいぶ麻酔が切れてきました。
それに伴い手術の傷口辺りにシビれるような痛みを感じ始めたので、痛み止めの点滴を打ってもらいました。
しかしなにより辛かったのは尿道カテーテルです。
尿は管を通って勝手に排出されているはずなのですが、もの凄くオシッコを我慢しているような感覚がずっと続くのです。
これ以上我慢したら膀胱が破裂してしまうんじゃないかというような、あの感覚です。(わかっていただけるでしょうか?)
ただ、経験談を検索してみてもそういうものらしく我慢するしかなさそうです。
結局翌朝まで熟睡はできませんでした。