国産オオクワガタとは
「国産」って付ける必要はないと言えばないのですが、色々な国のオオクワガタが飼育できる現状がありますので、あえて「国産」を付けました。
このサイトでは、オオクワガタは国産のものしか扱っていませんので、以降は「オオクワガタ」あるいは「オオクワ」と記述します。
 
オオクワガタは日本最大になるクワガタで、日本全国に生息しているそうです。(私は、野生のオオクワは見たことありませんが…)
以前は高値で取引されていたこともあるようですが、現在では専門店やスーパー等でも手軽に購入できるようになりましたし、野生のものを採集することも不可能ではありません。
成虫の状態で数年生きることができ、性格は個体差もありますが、他の種と比較しておとなしいものが多く、比較的飼育しやすいと思います。
飼育方法がある程度確立されており、色々なサイトで情報を得ることができます。
 
色々書いてきましたが、私はオオクワに産卵させたことがなく、これからチャレンジするところです。
なので、このページはこれから内容が増えていく予定です。親虫候補は飼っているので、2006年は産卵させて、幼虫を成長させるということを目標にやっていきます。
長い目で見守っていただけると幸いです。
成虫の飼育
成虫を飼育するために必要なもの。
ケース 昆虫飼育用として売られているものであれば、問題ないでしょう。
オオクワガタでしたら、中サイズ以上のものが望ましく、1つのケースで1ペアを飼うのがいいでしょう。
クワガタやカブトムシを飼育していると、コバエが発生するとよく言われますが、うちでは「コバエシャッター」というケースを使用することにより、今まで一度もコバエに悩まされたことはありません。コバエシャッターはお勧めです。
マット 成虫を飼育するだけでしたら、クワガタやカブトムシ用のマットであれば、どれでもいいです。虫に害がなく、足場になったり潜ったりできるようなものであれば、何でもいいと思います。
気を付けるのは乾燥で、一般的に「マットを握った後、手を開いても形が崩れない程度の水分」が適切と言われています。
ケースの底に深さ5cmくらいで、あまり押し固めずに敷くのがいいでしょう。
産卵させる場合は、ちょっと違うので後述します。
止まり木 or 木片 クワガタは、マットの上でひっくり返ると足をバタバタさせ、周りのものに足が引っかかったら、それを頼りに起き上がります。
引っかかるものがないと、足をバタバタさせ続けることで体力を消耗するのか、弱っていき、しまいには死んでしまいます。
そのようなことを防ぐためと、隠れ家とするため、また自然界に近い環境を再現するために、止まり木や木片を入れましょう。
止まり木は、配置を気を付けないとケースの蓋を破って脱走ということもあるので、必須ではありませんが、転んだときに足を引っかけるための木片(同じ役割を果たせるなら木じゃなくてもいいでしょう)は必要です。
どこで転んでもいいように、まんべんなく敷きましょう。
餌は、クワガタ用に昆虫ゼリーとして売られているものを与えれば、まず問題はないでしょう。
私が小学生のころは、スイカやメロンの皮、リンゴなどを与えていましたが、真偽のほどはわかりませんが、水分が多すぎて駄目なんだそうです。(リンゴはいいのかな?)
昆虫ゼリーには、高タンパクと謳われているものもありますが、これは主に産卵させる場合に効果があるそうです。私は、使い分けるのが面倒なので、いつも高タンパクゼリーを与えています。
ゼリーは容器に入れたまま、カッターなどで蓋に切れ目を入れただけの状態で、ケースに入れておきます。無くなったら補充するくらいでいいでしょう。数日くらいは餌が無くても、簡単には死にませんが、あまりお勧めしません。
餌皿といって、ゼリーの容器がちょうど収まるような穴の空いたものも存在します。止まり木や足場を兼ねたりするので、餌皿を使うのもいいでしょう。
あとは、クワガタ自体を上記のケースに入れて、おしまいです。暑さに弱いので、涼しいところに置きましょう。一般に30℃を超えなければ大丈夫と言われています。
オオクワガタは体格に似合わず臆病なので、なかなか姿を現さないかもしれませんが、あまりいじらないようにしましょう。
また、寒くなってくると越冬態勢に入ります。冬が近付き、餌の減りがほとんどないようでしたら、マットを多目に入れて暖かくならないようなところに置きましょう。
冬でも、暖かい部屋の中で飼っていると、ずっと活動し続けるようです。うちの場合は、真冬で12℃くらいにしか下がらない部屋で飼っていますが、冬眠しています。
 
産卵させよう
うちではまだ実績がありませんが、今年(2006年)挑戦します。
この欄はリアルタイムに内容が増えていく予定です。
さて、どうなることでしょう。
 
3/17、冬眠から覚めているのが確認できたので、もう少し餌を勢いよく食べるようになってきたら、産卵セットを開始します。
 
4/15、産卵セットを開始しました。今後の情報は、オオクワ飼育記に書いていきます。
 
うちのオオクワガタ
06オオクワ♂
2006年3月17日時点。冬眠から覚めてきたようです。
06オオクワ♀
2006年3月17日時点。写真はピンボケですが、こちらもお目覚めの様子。♀はもう1匹います。
上の♂も含め、3匹とも香川県綾歌郡綾上町牛川産のF2。
06オオクワペア
2006年4月15日。産卵セット第一弾は、上の2匹で組みました。ちなみに♂は72mm、♀は43mmです。